打楽🐷ぶ〜ろぐ

打楽器愛好者、曲淵俊介の身に日々起きる、打楽器に関する小言

SAOオーケストラコンサート終演!

7/3、芸劇にてソードアート・オンラインの公演が催された。

直前まで危ぶまれていたものの、全員PCRを受けた上で無事開催。ステージ裏入場時のパスが特製マスクだったことはこの時期ならでは。


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今回は非常に大掛かりなコンサートで、会場にある超特大のディスプレイからアニメーションを流して、それに合わせて合唱団付きのオーケストラが生音で音を入れていくというコンサートであった。

 

客席は半分の収容人数(ステージからみる限り、そうだと思う)。

 

とにかく、他の楽器の方々も絶対にそうだけど、アニメやゲーム作品の楽曲を演奏するのは大変な重労働になる。なぜなら、元々の楽曲がオーケストラのために書いてある訳ではないからだ。とんでもない分散和音のフレーズが鍵盤楽器に回ってきたり、ドラム系が気の遠くなるような速弾きフレーズを延々と何十小説も引き続けるとか。ティンパニも音替えのオンパレードで、全部投げ出していっそのこと帰りたくなるほど、とか?

 

それに一般的なクラシックの公演に比べて、途方も無い曲数になることも珍しくない。複数の作品のイベントにもなると、総曲数が100曲を超えることも(今回はたった「35曲」だったけど😵😵😵。。)。

なので、何より恐ろしいのが、その膨大な曲順を誤って、全然違う曲を弾き始めることなんじゃないだろうか。サスペンドシンバルのソロで始まると思って思いっきり鳴らしたら、静かなバラードの曲だった。みたいな?(完全にOUT)。

 

もうここは全集中の呼吸で乗り切るしかないので、とにかく書き込む。書き込みまくる。

それぞれの奏者の譜面には、描きなぐったような書き込みがビッシリ!

 

でもその努力の価値は十分にあって、聴衆は皆作品の大ファンなので、熱狂的なステージになる。

今回は僕も作品を見てからの現場入りだったし、感動も大きい。アニメ、ゲーム公演を行う時は日本人で良かったなーとさえ思う。

 

世界に羽ばたく作品の、記念すべき日に少しでも関われたことは、大変幸せなことですな。


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今回、前半はコンガとかハイハットとかバババーンと演奏していたけど、後半はウインドチャイム責めでしたので、現場の大大大先輩方に「チャイマー」という称号を与えられました(イジられてる)。

ちなみに映像化されるかどうかわかりませんが(そんな話をどこかで聞いたような気もする)、後半は必要なくなったコンガもハイハットも撤去されまして、僕の前には何も楽器がない状態になっております。

 

でも安心してください。

 

ちゃんと仕事はさせて頂いておりますよ。

 

チャイマー曲淵