吹奏楽公演にて思いがけない人達と
6,7月は怒涛の仕事量につき、8月中盤まではブーログ更新は無理だろうな、と思いながら過ごしていた。といってもその大半は、僕のキャパ不足なのだが😮💨😮💨😮💨。
今日から効率よく生きていくぞー!(悲
さて今回のお仕事はブラスエクシードさんにお邪魔して静岡の三島と、茨城の日立でゲーム音楽の公演を行ったというもの。
いつものように勉強して、三島公演をこなし、日立公演のリハーサルが終わったくらいのところで、全く関係のない社会人の生徒さんから、
「今回エクシードの日立公演乗っていますか?」
今回お世話になる旨を伝えると、更にもうひとりの社会人の生徒さんも合わせて、日立公演のボーヤとして来ていただくとのことだ。
そのお二人は日立市を中心に活動している打楽器愛好家の方々で、今回楽器のいくつかを現地で調達するということで派遣され、お手伝いいただくことになったとのこと。
大抵の大編成のお仕事では、裏方に各グループの敏腕マネージャーがいることが多いので、僕のような弱小若造は心臓えぐられそうにビクビクしながら、「き、今日もなんとか爪痕残すぞ頑張るぞー!」と毎回やっているのだが、今回は裏方に知っている(しかも付き合いの長い!)方々がいることで、少しいつもとは違うアットホーム感があり、とても嬉しい気持ちに。
演奏も非常にリラックスした大変充実したものであった。
そんなリラックスも束の間、本番前のバックステージで、その生徒さんの一人の言葉、
「ブーログ、まだですか?」(怖)
……この言葉が頭から離れず、今ブログを書いているのです😬。そもそも、このマニア向けブログ開始のきっかけは、地方にいる愛好家の仲間たちから一年に数回しか会わないのは辛いんで、でもSNSはやっていないから、ブログでも書いて楽しませてくれ!というものであった。
意外と書く方も勉強になって楽しいのだが、もう少し時間の使い方を学ばねば…
ちなみに、本番や指導の合間にブーログに取り上げたいかも〜と思ったものはチェックして簡単な下書きを書いているのだが、今確認したら一番古い案件は2月です💣💣💣爆。全部で40件ありました。
いつもながら旬もへったくれもありませんが、随時更新したく思います。
年が明けてしまう前にね。。
エクシードさんで大変といえば断然コレ。
もう何度もやっているけど、ドラムセットがいない部分の大編成でコンガを演奏するのは中々に慣れが必要なのです。アンプを通したエレキギターのソロが入りやすいよう入口を作ってあげなくてはならないし、そんな僕とリズム隊を担当するのは前列のクラリネットセクション。
僕の位置からでは殆ど聞こえないだけでなく、かなりの距離があるので聴きながら演奏していては、遅れてしまってどうしようもない。
かといって煽ればクレームの嵐だ。
なんだぁ~?アイツ大丈夫かヨ。みたいな目線を全身で受ける羽目になるのは避けなければならない。
確実にテンポを守りつつ、必ず聞こえるタイトな音色で合わせやすいようにアピールしつつ、音楽の世界観を損なわない音色、そして最後はソロパートに僅かに寄り添いながら(すごい難しい)。
僕は一つ必ずやることがあって、すこしシビアなアンサンブルのシーンが来る前に、ソロや同じフレーズを担当するセクションを見つめながら、絶対合わせてやるからな!と念じてから始めるようにしている。
このメンヘラ行為が、一発勝負の世界で僕にとって最後の神頼みなのです。意外と合うからオススメですよ。100%ではないけど…。
早く巨匠になって、目をつぶっても音を合わせられる神になりたいところですな。日々勉強。
今回の初描き下ろしはエアリスのテーマ。
残念ながら、FFⅦはやったことがないのですが、お客様が涙しながら聞いていた。
音楽は耳から聴くものだが、その作品がどんな経緯で書かれているか、どういった気持ちが込められているかを想像しながら、知った上で聴くものでもあることを再認識。
だからこそ、ゲームや映画に関わるときは、できるだけその作品を知ろうとしているのだけど…。
ちなみに今回のアレンジでは一番大事なシーンに、合わせシンバルが登場する。
大抵シンバルは大太鼓と対になって登場し、迫力のサウンドを加える事が多い印象がある。
だが個人的には、バラードの前半部等に大太鼓が登場しない状態でシンバル単体で柔らかく華を添える使い方が好みなのです。強いアタックを出せないから、演奏するのはチョー難しいのだけど。
今回はゆったりとしたスピードでシンバルを合わせて、ほんの少しだけ長めに合わせてホールの一番奥までリリースする。
上手く行ったときは、心が洗われた気持ちになりますヨ。
バックステージにて。
いい出会いに感謝。