ウォレスとグルミット In Concert
約1カ月間、色々と気分的に億劫で更新せず。
僕は毎年2月、3月はどうしても鬱々としてしまってダメですな😏。
もう、仕事の練習をせにゃ→動けない、せにゃ→動けない。の繰り返しでして、慢性的な不眠も重ねて中々仕上がっちゃう。もうそれなりに慣れてるのですがね👍
少し落ち着いて来たので、ブーログを更新再開しますよ。
一応コロナの為に、ここ2年間はコンサートが終わって暫くしてから(問題なく終演できたことを確認した上で)、面白き学びをこっそりシェアしているのだけど、アナタそりゃ流石に前すぎるだろ!って公演より🐢
東京文化会館にて催された「ウォレスとグルミットIn Concert」。
この公演は、元々はコロナ禍により2021年9月に延期された公演が、さらに延期されて行われたもの。
本公演は、近年多く演奏されている「シネマwith Orchestra」といったスタイルの一つ。
特大のディスプレイをステージに配置し、映画や映像を流しながらオーケストラが音楽を挿入していく演奏会になるのだが、この公演は版権元の熱量が思いっきり入っていたというアナウンスが前もって入った。
それもあってか、2部構成の前半が特に演出の凝ったものであった。(後半はこの手のコンサートの定番の、映像作品の上映「ペンギンに気をつけろ!」に生音を入れるものであったが)
この日演奏予定の「ピアノ狂騒曲 第1番」(作曲ウォレス)なる曲が全然出来上がってこなくて、譜面がないまま本番に突入。指揮者の元に電話がかかってきて、舞台裏での作曲奮闘劇とステージ上の演奏が完全にコラボレーションされた演目であった。
こうして文字にすると、まるで意味がわからないのだが…
簡単にまとめると、コンサートのためにオリジナルに描き下ろされたウォレスとグルミットの世界にオーケストラと聴衆が巻き込まれて、「あーまいったまいった、だけど皆で力を合わせれば解決できるサ!」的な演奏会でした🙄ナンジャソレ。
今回のパートはドラムス、グロッケン、バスドラム、タンバリン、トライアングルでした。
いつもの東室さんのセッティング(Rogersのヴィンテージ)に、今回はラテン系の楽曲が多かったものでHi TomをGretsthのスネア(スネアオフ)にしてサウンドをドライに。
ミュージカルや劇伴物でセットをやるときに、個人的にいつも困るのが譜面台問題。
バンドやアリーナ公演等のクリック有の公演なんかではまるで気にすることでないのだけれど、今回の様なアコースティックな劇伴では意外と譜面台の置き場に困るのです。いつもシンバルをブームにして少し遠いところから狙ってくるようにして、ライフラインの譜面台が指揮者の延長線上に来るように設定しているのだけど。どなたか百戦錬磨の方いらっしゃれば情報交換求ム、といったところです。
譜面覚えちまえばいいだろ、もわかるのです。「そんなん覚えたらいいっすよー」と以前高校生の生徒に言われました😇。
気持ちはよくわかるのですが、現場でそれやって、次の曲間違えてドッカ~ン!ってやった知り合いの武勇伝がトラウマになっておるのです🎉。
M25(25曲目)とかになってくると、殆ど覚えているはずの楽曲なのに景色が似ている曲と勘違いしていたりして。
とはいえ、今回の楽曲たちは比較的キャラクターが違い、非常にやりやすい2時間であった。
もう一点、指揮者の橘氏に感動した一日でした。
大体このような公演の場合、指揮者は、オリジナルの音源に合わせてあらかじめ打ち込まれたクリックを聞きながら振り、オケがそれに合わせていくものだけど(そうしないと映像と音が合わない)、今回は音声のみだったようで、映像の細かなキッカケを拾って大体のところで入る、みたいな非常に不確実性の高いもの。
「なんの合図もない中で、ウォレスがこう言ったところで振り始め、とか、ペンギンが動いたら振り始め、とか。。。
それに加えて、指揮者自らセリフを言ったり、リアクションを取ったりと演技まで行うとは😳」
と、陰ながら感動していたのでした。
僕は芝居はできないけど、人前で喋ることも勉強していかなきゃね😶😶😶。。
記念にBBC PROMSからテーマ曲。
こんな壮大な世界観だったっけ…😎?