ブルーローズにて
ここ最近、かなりシビアなコンサートばかりを抱えていて、中々グロッキーな曲淵です。
コンサートラッシュが少し落ち着いてきたところで、思い出したかのようにアップ(キャパ少)
少ない時間の中で、どうクオリティを上げていけるかが勝負になるのは理解しているつもりでも、ここ一番というところで踏ん張りが足りない自分を痛感中。
寝ずに練習みたいなことも必然的に増えるのだが(本来は睡眠時間を適切に取ったほうがいい事は百も承知…)、僕が昔からやってきてしまった反復練習の魔の手に苛まれている。
反復練習は長い期間で考えれば、絶対に必要なこと。普遍的な演奏を求めるには反復に勝るものはないと思うが、とにかくまとまった時間が必要。
短い期間の中でクオリティを保つ(上げる)為には、全体像をざっくりと把握した上で、今の自分が得意とする部分はどこで、強化すべき部分はどこか、と十分にリサーチした上で効率よく練習しなくては。
そうでないと僕のように不眠で練習なぞという事になってしまいますョ−…
とはいえ、嵐は一先ず通り過ぎまして(気が向いたらそれらの奮闘記もアップしようかな…)、本日のブルーローズのセットがあまりにも面白だったのでパシャリ。
おそらく、今このスタイルのセットで演奏している人はごく限られると思いますね😏フフフ
事前に頂いていた乗り番はドラムセット、楽曲は昭和ノスタルジックな映画音楽を中心としたオーケストラ。ブルーローズはとってもコンパクトな会場なので、運営側はフットバスドラムは必要ないでしょ、トムもいらんよね、ということで持ち込みがなく。
最初はシンバル、ハイハット、スネアドラムをセットして演奏していたのだが、メンバーの方々からさすがにそれは…という流れで、本編で数発しか登場しないコンサートバスドラムをドラムセットで使ってしまえ、ということになり、このユニークなセットに決定。
超絶に気を遣うセット、だが楽器と楽曲の相性はいいみたいで渋いサウンドに寄り添うようなバスドラムサウンドになり、結果オーライ(?)!
音を選ぶ、というのは演奏する上で何よりも大切な事だと長いこと叩き込まれてきた。それは楽器の質ということもあれば、スティック(マレット)のチョイスかもしれないし、タッチのニュアンスかもしれない。
ポケモンのサトシみたいに(もうこの例えは絶対に古い)相手との相性を判断して「キミに決めた!」というところまで来れば安泰なのだけれど、今回のは予想外で面白かった。
とはいえ、次回から「今回は、楽曲が○○なんで、ドラムのフット用にあのコンサートバスドラムを持ち込んで下さい」とは言えないな😏。たまたま賭けに勝利した、今回限りのお楽しみ。
今回の1曲は映画「ミッション」から「ガブリエルのオーボエ」。
ゆったりとしたコード進行の中で、素朴かつ辛辣なメロディが歌い上げるという、非常にモリコーネらしいと感じる一曲。聞くたびに、オーボエの少々抵抗感のあるサウンドがこの楽曲にぴったりハマっているなと感じています。
本番のソロもサイコーに素晴らしかった……
こんな素敵な楽曲を演奏できることに感謝😬!
…あれ、僕この曲降り番じゃん(あるある)。