打楽🐷ぶ〜ろぐ

打楽器愛好者、曲淵俊介の身に日々起きる、打楽器に関する小言

常陸太田パルティアンサンブルセミナー

久しぶりの常陸太田!


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先日はパルティホールというホールが主催する、アンサンブルセミナーに参加していました。

地元の中高生対象のアンサンブルセミナーということで、皆様やる気に溢れていて、こういった講習会も最近は減ったなあと思いながら一日を堪能。

何より、未だコロナ禍が続く中、ホールが公式に主催して地元の音楽を育てようと対策を練り、このような機会を作ることは、大変感動的であった。ホールの方々の言葉ひとつひとつに、「何かしてあげたい!」が滲み出ていた。

 

講師陣は常陸太田市吹奏楽シーンを長年支え続けている野村秀樹先生、全日本にその名を轟かせる羽村一中を育て上げている玉寄勝治先生と。ベテランの先生方に囲まれて、沢山勉強になりました。

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打楽器アンサンブルは「雅」という楽曲、打楽器の入った楽曲は「3つのわらべうた」が印象的であった。

 

・「雅」

1台のマリンバを3人で囲んで演奏する。

冒頭に「日本太鼓のように」との表記ではじまるこの楽曲は、終始和風の旋律で構成されており、細かい16分音符のアンサンブルが難しい。最近はマリンバ1台のために書かれたアンサンブル作品は、演奏が手軽なのもあり多く書かれているが、横一列に並ばなくてはいけないことがアンサンブル的に大きな壁になることも多い。

アンサンブルは大小関わらず、お互いを干渉し合えるようなセッティングが望ましいが、横一列だとどうしても隣以上のメンバーの動きが掴みにくい。

どんなに合奏を重ねても、やはり音楽は生き物。ほんの一瞬のシグナルを受け損なうと、思いがけない落とし穴にハマることも(よくやる)…

とはいえ、あまり合図を出し合いすぎてしまうと、予定調和的になってしまうし…

 

バランスを確認しつつ、合図の出し方や休符の扱いなど、沢山勉強し合う一時となった。

 

「3つのわらべうた(フレキシブル版)」

よく知られる日本の作品より3曲抜粋で組曲として演奏される。

打楽器的には非常にシビアで、小編成で響きもシンプルなために音楽に寄り添う演奏をするためにはかなりのスキルが必要だなという印象。

打楽器パートに関しては単音のトライアングル、タンバリン、グロッケンなど、タイミングを合わせるだけでなく、合奏時のサウンド作りの教材としても使えそうだ。特に音質面では。。

 

打楽器は音量が大きい。

だが音量を落とすと音質も落ちてしまいがちだ。音質を下げずに音量を落とすためには、叩くマレットを変えるか?、叩き方を変えるか?、叩く場所を変えるか?、楽器自体を変えるか?…

 

ひとつひとつを検証していくことが、自分にとっての答えに繋がっていく。

お互いが勉強し合った、大変有意義な時間であった。

 

夕食を挟み、夜は地元の一般バンドのレクチャー。小太鼓奏者が休みだったので、穴埋めを(そのグループの打楽器セクションとは付き合いが長く、同意に人使いが非常に荒いのだ😏)f:id:buulog:20211117192759j:image

もう2年ほど一緒にコンサートを行っていなかったので、久しぶりに共演できて嬉しさでいっぱい。

何も変わらない景色に感動した一時であった。

 

間食は常陸太田市民のソウルフード、「いづみや」のうどん。


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これを食べなきゃ、常陸太田に来たとは言えないのだ!!

 

ああ、音楽に食に充実の一日。今日も頑張ろう。