打楽🐷ぶ〜ろぐ

打楽器愛好者、曲淵俊介の身に日々起きる、打楽器に関する小言

ミニコンサート!

音楽高校でお世話になっている先生の生徒さんの発表会にお邪魔してきました。

全部で何人いらっしゃったか細かく分からないけど、連弾や器楽発表なんか入れて全部で75ステージほどあり、独立した一人一人の生徒さんの選曲から曲順まで、一つの演奏会として充実したものになるよう、全てのプロデュースを一人の先生が行っている。これはピアノならではの世界観なんじゃないのかなあ、と思いながら一日を過ごす。

打楽器奏者でも発表会に丸一日かけて何十ステージも行う大先生はいらっしゃるけど、おそらく非常にレアなケースなのではないか。ピアノだと結構そんな話を聞くので、そこに歴史を感じざるを得なかった。

 

今回はゲストってことで、短いながら色々と練りつつ、可能な限り楽しいステージを計画した。

小太鼓ソロや、
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生徒さんのバックで弾いたり、
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マリンバ&ピアノや、f:id:buulog:20210727013544j:image

生徒さん全員を巻き込んでのボディパーカッションなど、f:id:buulog:20210727013612j:image

 

短い中で詰め込みに詰め込んでのステージとなった。

今回のキモは、バンブルブギと炎でした。

 

バンブルブギは日本のマリンバ界では結構知られた楽曲で、熊蜂の飛行自体と組み合わせると、かなり演奏会では映える楽曲。

ただ今回は、随分昔に木琴協会の付録で付いていたという、朝吹英一が木琴版にアレンジした譜面を探して演奏した。色々と付け加えるのもいいけど、これがシンプルでカッコいいんですよね。

オリジナルはJack Fina

 

今回は軽い力で硬めの音を鳴らしたり、ブギでスピーディー且つパワーのあるサウンドが欲しくて、マレット選びに随分と苦労した。

最終的に使用したのはYAMAHA MV-4010。f:id:buulog:20210727015942j:image

もちろんこれで悪くはなかったけれど、個人的にはもっと温かみのあるようなマレットを使用したかった。2本バチの選び方はとっても奥が深くて難しいですな。今回のマレットでのパフォーマンスは思った以上に現代的なバンブルブギであった。。

 

そして炎。鬼滅ブームで何回演奏したか分からないって位の楽曲だ。さすがに最近はブームも終わりつつあるが、それでも見渡せば皆まだ鬼滅マスクをしているし、かなり盛り上がる楽曲の一つと思う。それに弾くたびに、新しい歌いまわしや、歌詞への想いが溢れていく名曲だと感じる。

 

流行の楽曲を演奏することで、歌心を学ぶ。

過去の名作を演奏することで、セオリーを学ぶ。

小手先の技術や、ハッタリでは押しきれない、シンプルな世界。

 

今回も「まだまだ」な自分にモチベーションは爆上がりなのであった。

こちら最高のテイク。カッコイイ。。