1人6役?
2月のはじめに一つ貴重なコンサートを経験した。
金管8重奏に打楽器が加わるという内容のコンサートだった。
「VALLISE」さんへの参加は今回が初めて。
内容はホルストの惑星(火星、木星)を金管8重奏で演奏するというもの。
・火星
・木星
惑星を8人で演奏すること自体、かなりの挑戦だし、本来6人必要な打楽器はもちろん1人。
とりあえず必要な楽器を書き出してみた。
・シンバル(サスペンデッドシンバル)
・スネアドラム
・タンバリン
・トライアングル
・グロッケン
・銅鑼
と、こんな具合である。
フムフム。これは相当厳しい戦いになりそうな予感(ワクワク)。
一先ず楽曲の中でも特に必要な部分をマークし、それから優先事項をリストアップ。
あとは2本の手、2本の足に割り当てるだけ💡
というわけで、こんなセットアップになりました。
使用したバチは8種類
一つずつ演奏する余裕はなく、常に2、3箇所同時に弾くので、楽器はできるだけコンパクトに。
全パートまとめて勉強できる機会など中々ないので、いい経験になった。
それにしても僕は金管楽器奏者の息遣いがわかっていないみたい。
出来るだけ奏者と同じ動き、同じブレスの取り方を心掛けるものの、ちょっとした感じ方の違いが気になった。中々経験しない編成なだけに、自分の未熟な部分も見え、とても充実した時間となった。
たとえ1人6役担当できたとしても、息遣いが合わなければ、全体のサウンドは合わない。
それは音楽を奏でているんじゃなくて、音を出しているだけだよね。
そんな風に自分を戒めながらも終演。
まだまだな部分も沢山あるけど、何より聞きに来てくださった方々からの嬉しいお言葉に、全パートを勉強した甲斐を心から感じているのです。
あ。そういえばここだけのハナシ、火星を聞くとなぜか映画「プレデター」を思い出すのは僕だけでしょうか。