スチールパンマレット
先週から、とあるレコーディングのリハーサルが始まったのだが、そのパートの中でスチールパンという楽器が登場する(更新頻度がグダグダしていることは、もはやスルー🐖)。
なんだか、もの凄く硬そうな主食🍞的なニュアンスに聞こえるが、鉄鍋的な意味です。これも打楽器の仲間。
別名スチールドラム。え、ドラム缶のこと?
そうなんです。まさにドラム缶そのもの。
この楽器はトリニダード・トバゴ発祥の楽器で、ドラム缶をハンマーで叩いて音階に調律した、ドラム缶を芸術的発展させたような、日々ホームセンターに通い、DIYに勤しむ打楽器奏者にとっては夢のような楽器なのだ。
その音色は。。。
🌴超南国🌴!寒いこの時期には嬉しい!
そしてスチールパンといえば
🎵やっぱりこの曲でしょ🎵!(知識薄)
だが、今回演奏する曲は西村朗の「ティンパニ協奏曲」。南国感はゼロな上に、最後に突然登場するのだけど、大小様々な打楽器が登場し、全員で大音量のアンサンブルが繰り広げられるのだけど、そこで2台のスチールパンも大音量で参戦しなくてはならない!!
でもスチールパンはものすごくデリケートな楽器で、使用するマレットも細い棒の先に、柔らかいゴムのコーティングが施されたとっても繊細なもの。だからこそ、豊潤な響きが心地良いのだが、当然大音量の太鼓やら鍵盤打楽器には太刀打ちできない。
そこでほんの少しだけ芯の通る(でも楽器を傷つけない範囲で。。。)バチを作成した。
木の棒と数種類のホースを切断して、何重かに重ねて硬さを変えてみた。
マイク乗りもかなり良好なご様子。でも欲も出てくる。もう少し響きが欲しい気もする(その音が、この楽曲に合っているかどうかは、正直微妙なところではあるが)。
地道な、この積み重ねを嫌がらずに楽しむ。
ちなみに、このスチールパンという楽器は音階の配列が特殊。僕はこの曲は練習したのでなんとか弾けるものの、この楽器を自由自在に弾きこなすことは出来ない。
知り合いにスチールパン奏者が何人かいるが、あのバチさばきは到底真似のできるものではない。。。一つの楽器を極めるってカッコいいなあ!
僕も缶に入るならいくらでもできるのに。