クラウドポリフォニー
数日間のJames Wood作曲「クラウド・ポリフォニー」の強化リハーサルを終えて。
これ、とある楽章で使用するトムの数なのです。
一人分のセッティングはこんな感じ。
マリンバ6台、太鼓類66個、その他ゴングやらカウベルやらヴィブラフォンやらグロッケンやら大量に使用するこの曲、積み込みに要した時間はナント6時間。。。。タスケテ-
リハーサルは非常に濃密&過酷なものであった。楽曲は技巧的に難易度がとても高い上に、6人の奏者が同じフレーズをずれて演奏しているので、ある種の妨害的な音が絶えず耳に入っている状態で、自分の持ち場を守らなければならない。これが非常に難しいのです。
まさにメンバー一同、素人状態。
「一人でやるとできるんだよね〜」が飛び交うリハーサル。。
だがやはり3日間も行ってくると、アンサンブルにも慣れてくるもの。30分以上の大曲だが、難なく通せるようになった。まだまだ完璧への道のりは長い。。が。
2楽章のセッティングはこんな感じ。
入り切っていないが、カメラの手前に更に特大ドラが2枚と、チャイムがある。
何より2楽章のキモは、マレットの持ち替えでして。
常に4本を持ちながら、グロッケンとチャイム弾いて、4本持ち替えてシンバルとチェン「小さいシンバルを吊るしたような中国の楽器(ここではフラットゴングやチャイニーズゴングで演奏している)」、2マレットと弓に持ち替えてグロッケンのアルコ(弓で擦る指示)と普通の演奏を同時に行う等、地獄の持ち替えが次々に待っている。
ちなみにこの「クラウド・ポリフォニー」と先日アップした「プレイアデス」のコンサートは9/4だ。
感染拡大状況の中、キャパは150名&感染対策を徹底的に行った上で、後日配信も行う予定だ。完全配信限定になる可能性もあるが、まずは会場が機能することを祈って。
再び、今後のまとまった公演が白紙になってきている。昨年、記念すべき公演が軒並み無くなり、とても悲しい思いをしたが、今年の最後も同じような感情を抱きながら一年を終えることになるのだろうか。
今は、目の前にある奇跡を信じて、ただ前に進む。
皆様も、どうかお気をつけてお互い出来るだけ健康な日々を過ごしていきましょう📯📯