打楽🐷ぶ〜ろぐ

打楽器愛好者、曲淵俊介の身に日々起きる、打楽器に関する小言

ロールの練習(オケ中)②

さて、先日つぶやいたロールの練習の続き。


【2.音価分のストロークの数をあらゆる手順で練習する】

これは今回の状況の中で一番必要かもしれない。基本的にロールのストローク数を決めるのは、演奏に型を作りすぎてしまうし、柔軟でなくなってしまうので、(一定のテンポで進むマーチ、クラブミュージック等を除いて)あまり勧められないことだが、あらゆるとなると話は別だ。先生には本当にあらゆる手順で練習させられた。

例えば、

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というフレーズがあったとする。

 

これを色々なテンポで異なる手順で練習する。

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これをできるだけ多くのテンポで切り詰めていくことが重要なのです。そして更にコンビネーションを作ったりして。いずれも注目しなければならないのは極力同じ音色でロールを演奏できていること。

手順によって継ぎ目がバレないように、まるでマジシャンのように手順を組合わせていく練習をする。これが凄く難しいのですよね。あと手順を書き出す作業が超メンド○サイ🤫。

全ては明日のために。。

 

 

【3.環境設定(譜面台、コンサートマスター、指揮者の位置関係)】

これが効いてくるのは、あらゆる練習をこなして、あとは神に祈るだけ。と言う状況になってからだ(でも行動としてはまず始めに!)。まず自分の担当する楽器を指揮者に向けてセッティングする。そして譜面台を必ずその延長線上に配置するのだ。これ、意外と疎かになってしまう事が多い。

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そして忘れてならないのがコンサートマスターとの関係だ。いつもバッチリ見ていなくても良いように、視界に自然に入るような場所にコンサートマスターを置くこと。実は音楽を作っているのが指揮者でも、現場を動かしている(束ねている)のはコンサートマスターだったりするもの。弓の動き(吹奏楽ならベルの。)、呼吸、アイコンタクト等、音楽の流れを中心で支えている。

打楽器セクションがその三角関係(表現は悪いけど😏)を維持していれば、メンバーは圧倒的に演奏がしやすくなり、全体にまとまりが出てくる。

 

 今回も本番中、数々のヒヤリポイントをなんとかこなしていく事になった。先生、ありがとう。。。

 

※誤解があってはいけないが、今書き連ねていった内容は、殆どが恩師の受け売りを解釈し直したものだ。残念ながら僕が生み出したノウハウではない。

これを呟いている僕はというと、、現代の日本の音楽シーンを牽引している大先輩方から、日々学ばせてもらっているイチ若造。毎回新しい発見の連続だ🙂。

 

一番重要なことは、歴史を繋いできた先輩方から学び、自分なりのメソッドを作っていくことなんだと思う。未来に向けてバトンを渡していけるように。

 

みなさんはロール、どんな練習をしているでしょうか?

僕の想像もつかない練習が沢山あると思う。

是非たくさんシェアさせて頂けたら嬉しく思います。

 

まーた、長くなってしまった。。。ではでは🚀