ブルーローズにてあのセット再び
10月にサントリーホールブルーローズにて行われたレトロな映画音楽の演奏会。
この時に、おそらく二度とフット専用として使うことはないだろうと思われていた、コンサートバスドラム。
あれからたった一か月。
まさか再び登場することになるとは......!!
実はこのバスドラム、当然といえば当然なのだが、小回りがきかない。細かいフットワークや音量のコントロールに異常なほど神経質にならなければならず、10月の公演が終わった際、「頼むからもう来ないで〜👋」とバスドラムに密かに念を送っていたのだ。
だがしかし、この念が仇となり、かえって引き寄せてしまったらしい。オーケストラ&レトロな楽曲たちにマッチすると好評で、準レギュラー化してしまったのである。いい音楽に繋がるのなら仕方がない。最優先事項である。
そういう場合は先日お話した“環境設定”は忘れて、技術でカバーしなくてはならないのである😨😨😨😨。
10月に引き続き今回の楽曲も懐メロオンパレード。
H.マンシーニ、P.モーリア、V.ヤングといった作曲家全盛期の作品たちだ。
わからない人たちは、手品なんかする時のBGMで必ずかかる「チャラララララ〜♪」でわかるのでは?(説明ヘタすぎ)
こういった作品たちでドラムセットを入れるのは結構難しい。楽譜自体書いてないものが多いので、自分で引き出しを作る為にもオリジナル、アレンジ問わず沢山聴き込む必要があった。
たとえ初心者でも弾ける技術(例えばシンプルな8ビートとか)を要求されたとしても、その曲&その時代のリズムのクセを知らずに8ビートを刻むのと、ある程度(完全に知ることはできないと思う。その時代を生きた訳ではないから…)知った上で刻むのでは説得力が雲泥の差になってしまう。
それにしても、不朽の名作というのは色褪せない。
映画の公開は1963年とのことで約60年前だが、このオープニングは今見ても斬新だなと感じる。
・恋はみずいろ/A.ポップ(arr P.モーリア)
この楽曲も最初に歌われたのが1967年だから、55年前。オシャレなコード進行に美しいオーケストレーションが魅力だ。
他にも沢山のいい曲揃いでした。
お客様はまさに世代の方々が集まり、青春時代を思い出すかのような表情と大きな拍手が印象的であった。
今回のバチたち。
マレット類が一本ずつばかりでちゃんと仕事していたのかと言われそうだ😏
一本のSaito赤マレットは「八十日間世界一周」のために、一本のブラシは「男と女」の、そして一本のティンパニマレットは「コンドルは飛んでいく」のために😀。ちゃんと理由があるのです。
そういえば洗濯を終えると、必ず一本だけのくつ下に出会うのだが、あれは一体なんのために。。。。?(しっかりしろよ)
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少し前、同じく東室さんにお世話になった案件の動画が出たのでおまけに貼る。ロジャースのセット、大変レトロだが、古い楽曲にはベストな音色なのである(僕は後半のみの乗り版。前半は関連動画欄より参照)。