八ヶ岳にて
山梨県北杜市にある「八ヶ岳やまびこホール(高根ふれあい交流ホール)」にて、小太鼓を弾く。
先日の「彩の国さいたま芸術劇場」が都会的なモダンホールと言うなれば、こちらのホールは田舎の暖かなホールとったところでしょうか。
全体を木で囲まれた美しいフォルムと、ホールの周りを囲む大自然。響きも抜群に美しい。
楽屋口からは見渡す限りの空。ここは標高が高いからか、空が近い。地元の方によると、夜は星空が絶品ということだし、話を伺った瞬間に想像が出来てしまうほどだ。
これ、本当に楽屋口からなのですよ!!
さて、池袋や上野なんかにある、打ち上げに使えそうな飲み屋は……ないかな😏😏😏。そもそも飲酒したところで車がなければ駅にも行けない。。
入口はこんな感じ。
ここ以上のロケーションはないのではないかという程だ。少なくとも自然好きには堪らない。
ちなみにこの日のケータリングは、近くで採れたというアケビ!
実は生まれてはじめて戴きましたよ。
食べにくいけど、健康に良さそうなキャンディーみたいな感じ?多分、僕が一番食べたと思う😏
ソロとはいえ、このホールは小太鼓との相性が良いようで、リハーサル時から一切の緊張感を持つ必要がなかった。ホールによってはちょっとしたサウンドの聴こえ方次第で、パフォーマンスに微妙な差が出てくる。デッド過ぎるとどんな風に客席に音が飛んでいるか心配になるし、響きすぎても細部が聞き取れなくなってしまう。何十回とこなしてきた曲だって生き物だ。一瞬の気の迷いが、見えない落とし穴となったりする。
こういう部分をいかに短期間で克服できるかどうかが、トッププロたちとの差だったりもするわけなのだが😵…
そして多くのコンサートホールはよく響くように作られているために、コロナ禍との相性は最悪だ。
フルで客席が埋まって、初めて理想の響きになることを想定して設計されていることから、無観客や、例えば150人限定入場のような条件では、残響が理想を遥かに越えてしまうのだ。
そしてこれはクオリティに大きな差が出てくるように思う。
今回は呼吸をするようにステージに立ち、呼吸をするように演奏を終えた、打楽器奏者としては非常にベストな環境であったと感じる。
まるで関係のない話だが、このホールの比較的近くにあるうどん屋さん「長八坊」。
ここのうどんは絶品ですよ。こちらのホール、そして北杜市に通りがかった際はどうぞ(写真どこかへいった・・・)。
イ、イカンイカン。このブログは美味しいところを紹介したりして、僕は日々こんなにリア充なんですよ~、といった有名人ブロガー的なブログを目指しているのではなかった(僕はリア充じゃないのでね🙄🙄🙄)。
打楽器についての、誰トクな話題をひっそりと置いていくブログでした。
散々やっている「Asventuras-Alexej Gerassimez」。
僕だけでなく、今や学生も愛好家も職業演奏家もみんな演奏するこの曲について、今更お話するようなことはないのだが(演奏法や解釈については、上記ゲラシメス本人の演奏をはじめ、多くのエキスパートたちがこぞって行っているので、そちらの参照をお薦めします)、メシウマで終わる訳にはどうしてもいかないので、今日は使用しているスティックについて。
会場の広さに応じて、基本的には2種類持って行っています。
・PROMARK-TX707W SIMON PHILLIPS
こちら、ドラムセットを演奏する時のメインスティックでもあるのだが、比較的細身のボディではあるが、チップが円形でツブ立ちがよく、トムのサウンドも明瞭なので気に入っているのですよね。何年も使用している。。。
・VIC FIRTH‐SD2 BOLERO
こちらは狭い会場の時(ヒッコリー材では音が直接的過ぎる)に使用。メイプル材なので繊細なのだが、馬力はどうしても欲しかったりする(特に小~中音量時)ので少々太めのスティックを使用。
こちらもやはり円形のチップなので選定。
ちなみに、この曲を演奏する上で、ほとんどの方(特にオーケストラや吹奏楽演奏者)がぶつかる壁は冒頭のスティッキングの(16分音符3小節間)ところかと思われます。
僕も慣れるまではドキドキしていたが、ミリ単位で練習して、一番うまくいったポイントにマーカーで線を引いて、dim.しつつそこに向かっていくだけ。
この方法で「それなり」に克服しましたよ😎😎😎。
本番中でどうしても緊張する瞬間は誰にでもあるかと思うが、意外とこんなおまじないのような方法が功を奏すことは多々ある。
乗り越え方は百人百様。皆様はどんな方法で逆境を乗り越えているでしょうか。
是非伺いたいところですな(結局メシウマの方が需要ある。。🤨知ってる)。
#おいしい