打楽🐷ぶ〜ろぐ

打楽器愛好者、曲淵俊介の身に日々起きる、打楽器に関する小言

スティックコントロール!!

3月からほとんど全ての公演がコロナウイルスの影響でなくなってしまった。リハーサルの日程も含めると3月で20日間ほど。指導も含めると更に。4月、5月はもっと酷かった。もちろん前例にないことなので、5月に入るくらいまでは思いのほか対応に追われ、バタバタしてしまった。。

 

沢山の想いが詰まった企画たち、海外の素敵なメンバーとの共演、グループの記念演奏会、大切な生徒たちの晴れ舞台、全てがなくなってしまった。この悲しみは言葉にならない。ブーログでも残そうと思ったが、現状は延期の措置、ここはいつかのお披露目まで我慢。

 

しかし、何もかもが終わるわけではない。

命ある限りできることはいくらでもある。

ここ最近の失敗や、自分の不甲斐ないパフォーマンス(これが結構ある。。)を一から思い出しながら、収束した後の明るい未来へと繋げていく。

ウイルスがあろうとなかろうと、人生耐え忍ばなくてはならない時期は必ずあるものだ。

 

一つ良い点がある。時間がたっぷり出来たところだ。

もはや対応に追われる必要もなく、生きていくための最低限の仕事以外は全て自分の時間だ。

 

最近はスティックコントロールという、基礎中の基礎の教本を。

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こんな感じで、色々なパターンの手順が永遠に書き記されている。
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大学受験の頃は、教授の先生の下、気が遠くなるほどやったが、何故だろう忙しくなると、つい基礎がおろそかになってしまう。自分の悪い癖だ。

残念なことに、こんなにもフォームずれているのか、、こんなに左右のバランス違うではないか!

演奏の良し悪しは基礎練習をどれくらいやっていたかに関わっている気がする。演奏は出来るんだけど、何故かハマらないという感じだろうか。そして突然思いがけないミスに苛まれたり。。。

基礎練習を潰さなければならないような日常計画の立て方は、将来を見据えた上では超危険☠ということを思い知った。

 

こんな状態で、今まで数年間現場に出ていたのかと思うと、恐怖だ。

こういう時は初心に帰って、鏡を見ながら、出来るだけ速度を落とす。時計に合わせてテンポは60。。。

どれだけ重力を利用できているかが大切なのですよ。少しでも力むとずれてしまうので。

 

そして楽器を学び始めた時の事を思い出す。

自宅に大量にある同じスティックを選びながら、重さを合わせる。

頭を軽く叩きながら音程(スティックの密度)を揃える。

これだけでもかなりバランスは良くなったか。

だが油断はNG。

何年もかけて生まれたズレは、やっぱり時間をかけて戻さないと更に崩れるかもしれない。

 

少なくとも今年いっぱいは耐え忍ぶ時期、、逆に言えば自分を変えるチャンスともいえよう。努力あるのみだ😷